2019年の9月30日から始まる朝ドラの「スカーレット」。
ドラマのヒロインを演じるのが、
戸田恵梨香さんになります。
この戸田さんが演じるヒロインのモデルは、実在しないとなっていますすが、
女性陶芸家の神山清子の半生を参考していると言われています。
朝ドラ「スカーレット」は、第二次世界大戦後、大阪から滋賀県の信楽に移り住んだ少女の川原喜美子が、いろんなことを経験しながら、陶芸に出会い、女性陶芸家として懸命に力強く生きていく内容となっています。
ここでは、神山清子さんの人生について、
夫や作品などをご紹介します。
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神山清子のプロフィール
女性陶芸家の草分け的存在で、半生が今秋スタートの朝ドラ「#スカーレット」の参考にされた神山清子さんが、白血病で亡くなった長男賢一さんの作品との親子展を、草津市の「草津クレアホール」で開いています。https://t.co/wJNp8gBj3l
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年8月21日
名前:神山清子
生年月日:1936年8月2日
年齢:83歳(2019年9月現在)
出身:長崎県佐世保市
職業:陶芸家
信楽で陶芸に出会う
神山清子さんは、長崎の佐世保で生まれました。
父親は佐世保の炭鉱で監督をしていましたが、
徴用工を助けたことで警察に追われることになり、
強制収容所へ送られると知ったことから、家財道具をまとめて逃げだしたそうです。
そして滋賀にやってきたのが、1944年9月のこと。
家族は信楽に落ち付きました。
父親、材木工場を始めましたが、
お酒が好きな気前のいい性格で、どんどんお金を浪費していってしまうとのこと。
家計は常に火の車だったそうです。
尚、清子さんは、子供の頃から勉強もでき、絵を描くことも大好き。
先生からの信頼も厚く、毎年のように級長に指名されます。
陶芸との出会いは小学校6年生の時。
先生の薦めで「陶器のできるまで」を紙芝居にして大きな公民館で発表するという大役を任されたことがきっかけ。
美大にも行けるくらいの才能だったようで、
高校の学費も信楽町が出してくれるという話があったそうですが、
父親が断ったようです。
中学を卒業した清子さんですが、
絵を描きたいという衝動が抑えられず、
絵付け師に弟子入り。
その人の紹介で火鉢や植木鉢に絵を描く陶器の会社の就職しました。
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夫との出会いと陶芸家に
夫は、同じ会社で陶器の制作部にいた男性。
清子さんは、21歳の時に結婚します。
夫の名前は、神山易久さん。
夫は、信楽町の出身です。
清子さんは、夫との間に2人の子供を授かります。
長女の神山久美子さんと長男の神山賢一さんです。
陶器の会社を辞めた後、
子供たちが泥団子を作っているのにインスピレーションがわき、
自分も土の団子で大皿をこしらえ、知り合いの釜で焼いてみたところ、
味わいのある小紋様皿に。
言われるがまま公募展に応募してみると滋賀県展や市展、さらに朝日陶芸展にも入選。
陶芸家として自信を深めていきました。
神山清子の作品は?
神山清子さんの陶芸家としての作品は、
こちらの動画で見ることができます。
動画では、信楽の土についても語ってくれています。
清子さんは、寸越窯(ずんごえがま)で、作品を作っています。
信楽の土は、弱いところから強い温度をかけても崩れない土ということで、
世界でも少ないということです。
そんな信楽の土で、ツヤを出す釉薬を使わなず、高い温度で陶器を焼き上げる信楽自然釉という製法を甦らせました。
作品にもよく見れれる緋色。
緋色は火の色でもあり、
神山清子さんの代名詞にもなっています。
神山清子の映画もある?
今回、朝ドラでも参考にされた神山清子さんの人生ですが、
映画でも楽しむことができます。
2005年に公開された映画「火火」です。
この映画でも、神山清子さんの女性陶芸家としての半生を見ることができます。
価格:3,992円 |
この映画では、神山清子三役を田中裕子さんが演じています。
まとめ
2019年9月30日から始まる朝ドラの「スカーレット」。
ここではヒロインのモデルとまではいかないようですが、
多いに参考にされた神山清子さんについてご紹介しました。
尚、神山清子さんをモデルとした作品としては、映画「火火」もありますので、
ぜひご覧になって見てはいかがでしょうか。
朝ドラ「スカーレット」と比べてみるのも、いいかもしれませんね。
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