朝ドラの「なつぞら」がいよいよ2019年4月1日(月)からスタート。


広瀬すずさんがヒロインを演じる今回の朝ドラは、

記念すべき100作目となります。

ここでは、朝ドラ「なつぞら」は、実話なのか?

実在のモデルはいるのか?

脚本について調べてみました。



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なつぞらは実話なの?実在のモデルはいる?

前作の「まんぷく」は、実話となり、実在の人物をモデルとしたドラマとなりました。

インスタントラーメンを生み出した日清食品ホールディングスの創業者の安藤百福とその妻・仁子の半生をモデルにしたドラマでしたね。

今回の「なつぞら」は、実話なのでしょうか。

実在のモデルはいるのでしょうか。

調べてみましたが、「なつぞら」は、実話ではない、ということです。

モデルはいるようで、アニメーターの奥山玲子さん。

ただ、ヒントにしたというくらいのようです。


大森寿美男さんのオリジナル作品ということになります。

奥山玲子はどんな人?

では、まず「なつぞら」のモデルとなった奥山玲子さんとは、どんな人なのでしょう。

奥山玲子のプロフィール

名前:奥山玲子(おくやまれいこ)

生年月日:1936年10月26日

没年月日:2007年5月6日(70歳没)

出身地:宮城県仙台市

職業:アニメーター、版画作家

宮崎駿とも仕事をする

なつぞらは、時折、ジブリ作品のようなアニメーションが入りますが、

奥山玲子さんは、宮崎駿さんとも仕事をしています。

故・高畑勲氏、宮崎駿氏と共に、『アルプスの少女ハイジ』や『母を訪ねて三千里』をつくっています。

奥山玲子さんについては、FRIDAYが詳しく記事にしています⇒朝ドラ『なつぞら』広瀬すずヒロインのモデル・奥山玲子さんの全て

大森寿美男はどんな人?

では、朝ドラ「なつぞら」の脚本を担当する大森寿美男さんとは、どんな人なのでしょう。

大森寿美男のプロフィール

名前:大森寿美男

生年月日:1967年8月3日

年齢:51歳(2019年3月現在)

出身地:神奈川県

職業:脚本家、演出家、映画監督

大森寿美男は朝ドラ脚本の経験者?

この大森寿美男さんですが、すでに朝ドラの脚本を書いている経験があります。

その作品とは、「てるてる家族」です。

「てるてる家族」は、2003年の後期の作品で、

主演は石原さとみさん。

なかにし礼さんの小説『てるてる坊主の照子さん』が原作でした。

てるてる家族みたいな作品を作りたかった?

大森さんのインタビューによると、

今回の「なつぞら」を書くきっかけとなったのが、

もう一度「てるてる家族」のような作品を作りたかったからと答えています。

そうですね。『てるてる家族』みたいな作品をもう一回作りたいと思ったのがきっかけです。長く一つの物語を書くと、一つの人生を体験したような余韻が残るんですよね。ふるさとを一つ得たというか、一時期そこに住んでいたくらいの記憶が残る。『てるてる家族』では、見てくれる人たちともそのような感覚を共有できた気がして。そういう体験をもう一度してみたいと思ったんです。



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朝ドラ以外の作品は?

今回、2度目の朝ドラの脚本を書く大森寿美男さんですが、

朝ドラ以外の脚本も見てみましょう。

どのような作品を書いてきたのでしょうか。

映画
お墓がない!(1998年 製作:光和インターナショナル、フジテレビジョン 配給:松竹)
39 刑法第三十九条(1999年 光和インターナショナル、松竹)
黒い家(1999年 松竹)
命(2002年 東映)
木曜組曲(2002年 製作:光和インターナショナル 配給:シネカノン)
昭和歌謡大全集(2003年 製作:光和インターナショナル、バンダイビジュアル 配給:シネカノン)
欲望(2005年 製作:光和インターナショナル 配給:メディア・スーツ)
メールで届いた物語(2005年 東映ビデオ)
星になった少年(2005年 フジテレビジョン、東宝)
花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006年 日本テレビ、光和インターナショナル、松竹他)
寝ずの番(2006年 製作:光和インターナショナル 配給:角川ヘラルド・ピクチャーズ)
次郎長三国志(2008年 製作:光和インターナショナル 配給:角川ヘラルド・ピクチャーズ)
風が強く吹いている(2009年 製作:光和インターナショナル 配給:松竹) – 監督も兼務
劇場版テンペスト3D(2012年)
悪夢ちゃん The 夢ovie(2014年)
アゲイン 28年目の甲子園(2015年、東映) – 監督も兼務
悼む人(2015年、東映)

テレビドラマ
夜逃げ屋本舗(1999年、日本テレビ)
泥棒家族(2000年、日本テレビ)
女と愛とミステリー刑法第三十九条 フラッシュ・バック(2001年、テレビ東京)
トトの世界〜最後の野生児〜(2001年、NHK-BS2)
長良川巡礼(2001年、NHK)
君を見上げて(2002年、NHK)
強行犯捜査第7係(2002年、NHK)
時空警察2(2002年、日本テレビ)
月曜ミステリー劇場警察庁特別広域捜査官 宮之原警部シリーズ丹後浦島伝説殺人事件(2003年、TBSテレビ)
連続テレビ小説(NHK)
てるてる家族(2003年 – 2004年)
なつぞら(2019年)
一番大切な人は誰ですか?(2004年、日本テレビ)
クライマーズ・ハイ(2005年、NHK)
風林火山(2007年、NHK「大河ドラマ」)
黒部の太陽(2009年、フジテレビ)
15歳の志願兵(2010年、NHK)
TAROの塔(2011年、NHK)
テンペスト(2011年、NHK BSプレミアム)
悪夢ちゃん(2012年、日本テレビ)
鼠、江戸を疾る(2014年、NHK)
55歳からのハローライフ(2014年、NHK)
64(ロクヨン)(2015年、NHK)
精霊の守り人(2016年 – 2018年、NHK)
モンタージュ~三億円事件奇譚~(2016年、フジテレビ)
フランケンシュタインの恋(2017年、日本テレビ)
どこにもない国(2018年、NHK)

となっています。

2000年代は、NHKの仕事が多いですね。

大森寿美男の評価は?

朝ドラというと、キャストも重要ですが、

脚本家がとても重要です。

成功するか失敗するか脚本家次第というところもあるかもしれません。

最初、観てるかたも、つまらなければ、途中で脱落してしまいますからね。

なので大森寿美男さんのこれまでの評価は気になるところです。

どのような評価をされているのでしょう。

まずは、前回の朝ドラの脚本を担当した「てるてる家族」は、

平均視聴率が18.9%。

この平均視聴率の朝ドラの歴史の中で、16番目に低い数字となっており、

視聴率的には失敗した作品かもしれません。

しかし、2000年代の朝ドラは、低迷期に入っており、視聴率的にはどの作品も苦戦していた時期で、

メディアからの評価は高い作品でした。

放送終了前後には 朝日新聞、読売新聞、キネマ旬報などに好意的な記事が掲載され、

読売新聞コラムの同社専門委員・河村常雄さんなどは、

「近年の朝ドラでは傑作の部類と思った」

と評価しています。

また、視聴者からも絶賛されました。

一番好きな朝ドラが「てるてる家族」という人も多いです。


また、大森さんは、大河ドラマの「風林火山」の脚本も書いています。

こちらの平均視聴率ですが、18.69%

こちらは、最近の大河ドラマの低い視聴率を考えますと、まあまあの視聴率です。

しかし、こちらも視聴者からの評価は高い作品です。



2015年4月18日より、NHK「土曜ドラマ」にて全5回で放送された「64(ロクヨン)」では、

平成27年度(第70回)文化庁芸術祭賞大賞(テレビ・ドラマ部門)を受賞しています。

2016年3月19日から3シーズンに渡って3部作・全22回で放送された『放送90年 大河ファンタジー 「精霊の守り人」』でも、

ATP賞テレビグランプリの総務大臣賞を受賞したりしています。

ということで、大森寿美男さんが担当する脚本は、非常に内容が評価される傾向にあるようです。

まとめ

2019年4月1日より始まる朝ドラ「なつぞら」。

実話ではなく、実在のモデルはアニメーターの奥山玲子さんということです。

朝ドラ2度目の脚本担当となる大森寿美男さんのオリジナル脚本です。

大河も経験があり、NHKの仕事が多い脚本家。

大森さんの脚本は、視聴率的には、それほど高くはないですが、

作品の内容が評価されることが多いです。

なつぞら(朝ドラ)のあらすじやネタバレやロケ地や話題について



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