映画「グリーンブック」が2019年3月1日より公開されます。
舞台は1962年、人種差別が色濃く残るアメリカ南部。
ニューヨークのナイトクラブで用心棒をしているトニーリップが、アメリカの有名な黒人のピアニストのドンシャーリーの運転手の仕事を受けます。
トニーは黒人の運転手を務めることに抵抗を感じたが、有名なピアニストでありながら、ひどい扱いを受けるドンの姿を見て考えが変わる、
という内容。
この映画「グリーンブック」は、実話なのか、気になるところですが、
大まかには実話に基づいています。
映画に登場するトニーリップとドンシャーリーは実在した人物です。
ここでは、グリーンブックに登場するトニーリップとドンシャーリーがどのような人物だったのか、
詳しくご紹介します。
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トニーリップのプロフィール
名前:トニーリップ
生年月日:1930年7月30日
没年月日:2013年1月4日
享年:82歳
出身地:ペンシルベニア州ビーバーフォールズ
トニーリップはどんな人?
トニーリップは、1930年7月30日、ペンシルベニア州ビーバーフォールズで、イタリアの両親のNazarenaとNicholas Vallelongaの間に生まれました。
幼少の頃、彼は両親とともにブロンクスに引っ越しました。
幼少期には、唇というニックネームもつけられます。
成人し、1951年から1953年までは、アメリカの陸軍に所属。
ドイツに駐留していました。
軍隊の後は、1961年からニューヨークの世界的に有名なコパカバーナナイトクラブで、メートル・ドテルやスーパーバイザーとして12年間働きます。
最初は、軍隊出身ということもあり、警備員や用心棒のようなことをやっていたようですね。
腕っぷしやハッタリが凄かったとのこと。
働き始めた翌年の1962年にドンシャーリーの運転手としてスカウトされます。
ここが映画「グリーンブック」で見れる部分になります。
尚、トニーリップは、ここで多くの有名人と出会います。
その中には、映画監督のフランシス・フォード・コッポラ監督がいました。
これがきっかけとなり、トニーリップは、あの超有名な映画「ゴッドファーザー 」に出演することになります。
トニーリップがイタリア系で喧嘩もつよく、ハッタリも十分ということで、
ゴットファーザーにぴったりですね。
ただ出演といっても、重要な役ではなく、結婚式のゲストという役だったそうです。
その後は、俳優として、いろいろな映画に出演しています。
また、作家としても活動しています。
私生活ですが、妻は、ドロレスベネレ。
子供には、俳優、脚本家、そして映画監督のニックバレロンガなどがいます。
尚、ニックバレロンガは、12歳の時に父親のトニーリップとともに、「ゴットファーザー」に出演しています。
今回の映画「グリーンブック」では、脚本を共同で書いています。
こちらがニック・バレロンガ。
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ドンシャーリーのプロフィール
名前:ドンシャーリー
生年月日:1927年1月29日
没年月日:2013年4月6日
享年:86歳
出身地:アメリカ合衆国 フロリダ州 ペンサコーラ
ドンシャーリーはどんな人?
ドンシャーリーの両親はジャマイカの移民。
フロリダのペンサコーラで1927年1月29日に生まれました。
2歳の頃からピアノを始め、クラシック音楽を学び、
18歳の頃には、ボストンポップスとチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏しています。
その1年後には、彼の作曲した曲がロンドンフィルハーモニックオーケストラに演奏されたています。
順風満帆の音楽人生のように見えますが、
差別などもあり、クラシックの世界で生きていくことは諦めたようです。
ジャズとクラシックをブレンドしたような音楽を目指し、
成功するようになります。
1960年代になると、シャーリーはディープサウス州でいくつかのコンサートツアーに参加、
そして、1962年にトニーリップをドライバーとボディーガートとして雇い、
南部でのコンサートをするようになります。
尚、ドンシャーリーは、音楽だけではなく多彩な方だったそうで、
シカゴ大学で心理学を学び、博士号ももっています。
妻は、ジャンC.ヒル。
この妻とは離婚しています。
こちらの動画では、ドンシャーリーがピアノを弾いてる姿が見れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
注目の映画「グリーンブック」。
この映画は、実話に基づいて作られています。
登場人物も実在した人物です。
ここでは、この映画に登場する重要人物の2人であるトニーリップとドンシャーリーについてご紹介しました。
グリーンブックは面白い?つまらない?評価や評判は?原作やキャストも吹き替えはについても
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おもしろかった
多少なりとも、アメリカでの人種差別のこと、例えば南北戦争のこと、その後のこと、差別がアフリカ系だけでなかったこととか、知ってないとわからないことがあるみたいです。
あと、木枯らしのエチュードの譜面通りの曲を聴いてから観に行くとまた面白いとおもう